2025年1月29日のゴールド相場のテクニカル分析と自身の戦略をまとめました。私自身の日々のトレードと学習をアウトプットする目的で投稿しています。初心者の方は自身のテクニカル分析と戦略と照らし合わせて、自己成長のヒントに役立てて頂けたら幸いです。
ここで記載しているトレードシナリオは、自身のトレード戦略とテクニカル分析の学習内容をアウトプットする目的で投稿しています。私自身は記載しているトレード戦略を元に取引を行いますが、ご自身の取引は自ら戦略を考えて自己責任で行ってください。当記事を参考にして取引を行って発生した損失などに関しては一切責任をおいません。また、許可なく記事の内容を複製・転載しないでください。
XAU/USD 週足 2025年1月29日
- 週足レベルでは「上昇トレンド」
- 週足の上昇トレンドが下降トレンドに転換するには2622.035を下回って安値を形成する必要がある。
- 現在の週足は未確定ではあるが、寄り付きの相場で下げたものの、ほぼ全てを戻して長い下髭を形成している。
- 基本の長期的な見立ては前日の分析と変らず、週足レベルでAdam&Eve DBを形成して2911.321までの上昇を見込んでいる。
- 週足レベルでは、ボラティリティを伴った上昇トレンドの中の高値を更新する一連の流れの渦中にある印象を受ける。
- 中期的な調整を一旦挟むのであれば、2716.335までの下げが予想できる。2716.335は前回の分析でも伝えている通り、8週間のインサイドとなった陽線の高値。
週足レベルで買いを検討したい価格帯はやはり、2716までの下落が合った場合となる。現在のレートと下髭で既に巻き返す展開へとなりつつあることを踏まえると、週足レベルで持ち越しを検討する戦略を考えるべきタイミングではない。
週足レベルでショートを考える局面にはない。先週の週足が大陽線で引けており、実体部分は史上最高値を更新した週足の髭部分で引けていることから、相対的にみて史上最高値で大量のショートがエントリーされるような展開は少なくとも週足では考えられない。
XAU/USD 日足 2025年1月29日
- 日足レベルでは「上昇トレンド」
- 日足の上昇トレンドが下降トレンドに転換するには2585.610を下回って安値を形成する必要がある。
- 前日の分析では、日足レベルで9日ぶりの弱気シグナルとしてリバーサルハイが形成されたため、下降トレンドの初動、もしくは調整の初動となる可能性が高いとした。
- また、2つ目のシナリオとして「前日の終値が5日前の大陽線の上限にあることで、この大陽線で発生したロングポジションの決済と日足レベルで陰線実体を大きく残す程のショートが今日集まらなかった場合は、前日の下げを否定して再上昇する可能性も考えられる。」とした。
- 5日前の大陽線の上限とは①のことで、前日の展開から答え合わせをすると十分なショートが集まらず、下げをほとんど否定する形となった。
- 現在の日足の上昇トレンドの規則性として、高値更新から1営業日、2営業日程度の調整を挟んでから再上昇するという値動きが複数回みられているため、今回は1営業日で調整が完了したと考えるのが妥当。
日足レベルの戦略としては、前日の段階でロングをエントリーできているのなら、積極的に持ち越しを検討したい状況にある。一方で、ロングポジションを前日の段階で持てていないのであれば、時間軸を落としてプライスアクション・チャートパターンに着目してロングを検討したい。
少なくとも史上最高値まで上昇してからの値動きでショートをすべきか検討するのが妥当だろう。前日の陽線がリバーサルハイをほとんど否定する形となったため、日足レベルで効率の良い下落となる可能性は低い。
XAU/USD 4時間足 2025年1月29日
- 4時間足レベルでは「下降トレンド」
- 4時間足レベルの下降トレンドが上昇トレンドに転換するには2782.450を上回って高値を形成する必要がある。
- 4時間足レベルでは、上昇トレンドに転換していないものの、時間を掛けつつ直近の大陰線の下げ幅を戻している(陰線1に対して陽線5)
- 現時点の焦点としては、ヘッド&ショルダートップを形成して下げる展開を否定できるか、左肩部分に当たる2758で短期足のレンジを形成している。
- インサイドしている陽線①を超えて陽線実体を引けるかに着目したい。
- 陽線①を超えて強気の展開となれば2782.450までの上昇が期待できる。
- 一方で陽線①を下回る形で陰線で引けた場合には、ヘッド&ショルダートップを形成する可能性が高まる。
チャートパターンの形成より、プライスアクションに対して素直にロングを検討したい局面。直近では、陽線①を上にブレイクできるかに注目。
現在の陽線①を軸としたインサイドを下へブレイクする場合はデイトレードレベルでショートを検討したい。また、大陰線をしっかり形成して下げるなら、1営業日程度の持ち越しで直近安値まで伸ばしたい局面。
XAU/USD 1時間足 2025年1月29日
- 1時間足レベルでは「下降トレンド」
- 1時間足レベルの下降トレンドが上昇トレンドへ転換するには2782.45を上回って高値を形成する必要がある。
- 1時間足を見ると下降トレンドの渦中にあるものの、一定のサイクルで上昇トレンドに回帰する可能性が高いと言える。
- 1時間足では現在A・B・Cとほとんど同じチャート形状で上昇局面が続いている。
- 実際のABCの共通の流れは①高値を更新してから一過性の下落が発生②一旦は安値を付けて若干の上昇をした後、細かいレンジを形成してから再上昇③浅い押し目を付けて高値を更新
- 一連の流れが現在の値動きとも重なるため、浅い押し目を作る展開を狙ってロングを検討したい。
インサイドを上へブレイクするような浅い押し目の展開があれば、直近の規則性にしたがってロングを検討したい。一方で、大陰線を形成するれば、規則性を否定することになるため様子見へ移行する。
直近の規則性と日足レベルでリバーサルハイを否定していることを考えるとショートは控えるべき局面にある。4時間足・1時間足で上昇トレンドへの転換の起点となる高値が重なるため、その2782の価格帯で弱気シグナルとなるプライスアクションが確定した場合にショートを検討する。
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