2024年9月16日から始まる来週のドル円相場のトレードシナリオをまとめました。テクニカル分析を軸に、週足・日足・1時間足チャートから、短期・中期・長期のトレンドと相場環境を記載しています。週足の安値(週足の陰線終値)が長期的な上昇トレンドの安値を下回ったため下降トレンドに転換しました。
ここで記載しているトレードシナリオは、自身のトレード戦略とテクニカル分析の学習内容をアウトプットする目的で投稿しています。私自身は記載しているトレード戦略を元に取引を行いますが、ご自身の取引は自ら戦略を考えて自己責任で行ってください。当記事を参考にして取引を行って発生した損失などに関しては一切責任をおいません。また、許可なく記事の内容を複製・転載しないでください。
ドル円|週足のテクニカル分析
USDJPY(ドル円)の週足からテクニカル分析をしていきます。長期的なトレンドは「下降トレンド」です。先週の週足が、長期的な上昇トレンドの安値だった140.982円を下回って、陰線の実体を確定したため、ダウ理論を軸とした私のトレンドの定義としては下降トレンドに入りました。
先週は、前週ほどの規模感はないものの、しっかりと実体部分を残した陰線となったため、来週に関しても現状は中期・短期の下降トレンドが継続する可能性が高いと考えています。
ドル円|日足のテクニカル分析
USDJPY(ドル円)の日足テクニカル分析をしていきます。2024年9月16日時点のチャート形状では、中期的なトレンドは「下降トレンド」です。先週のテクニカル分析では、週明けから18982円を試す展開を予想していましたが、月曜日に反発→レンジ→その後は140.982円を試し下髭で巻き返すといった流れでした。
下髭で買い支えが入ったものの、週末には下髭部分をしっかり実体で引く陰線を形成したため、この程度の下髭ではトレンド転換はしないことが分かります。
ドル円|4時間足のテクニカル分析
USDJPY(ドル円)の4時間足のテクニカル分析をしていきます。2024年9月16日時点のチャート形状では、短期的なトレンドは「下降トレンド」です。ただし、4時間足レベルでは、一旦反発する可能性も見えてきています。
4時間足では、安値更新幅が狭くなり、ローソク足の形状も上髭、下髭が目立つもみ合いのプライスアクションが見えてきます。週末の相場で、ショートを持ち越したくないトレーダーの決済や、週足レベルの大きな節目で下落圧力の強さから下手に安値と言えどロングをしたくないといった意図で、単純に取引が少なく意味のない値動きな気も個人的にはあるので何とも言えませんが難しいです。間違いなく言えるのは、週末に関しては4時間足レベルでこれ以上、大きく下げなかったことなので週明けから積極的にショート持ちたいとは思いません。
ドル円|来週のトレードシナリオ
最後に週足・日足・1時間足のテクニカル分析から考えたトレード戦略を抜き出してまとめておきます。
時間軸 | トレード戦略 |
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長期(週足)ポジショントレード | 週足では、長期的な上昇トレンドの安値だった140.982円を下回って陰線実体が確定したことで、ポジショントレードでも積極的にショートポジションを持ちたいと考えています。ポジショントレードでショートを行う場合、今後は週足の戻り高値候補として147.053円・149.500円・151.438円の価格帯に注目です。このまま、週足レベルで下降スイングが続く場合は、138.681円・136.469円の価格帯までの下落を想定しています。現在は、週足レベルで下降途中であることから、ポジショントレードでショートは狙うが、焦ってエントリーせずに週足レベルで戻り高値を考えたい状況です。 |
中期(日足)スイングトレード | しっかりと下降トレンド継続の形の値動きで、ローソク足からは下落圧力が強いことがくみ取れます。スイングトレードでは、積極的にショートを来週は積極的に検討したいです。戻り高値候補としては、直近の安値更新ポイントを目安に戻り高値候補として142.134円・143.930円・147.327円でプライスアクションに注目していきます。また、日足の高値切り下げが分かりやすい形なので、今後は高値切り下げラインが上値の重い展開を作る基準として意識されると考えています。 |
短期(1時間足~5分足)デイトレード・スキャルピング | 短期的な下降トレンドが継続中であることは変わりありません。デイトレードレベルではやはり、ショートを検討していきたいです。下髭・上髭から迷いが見えていることから、細かなレンジを作ってから続落もしくは142.239円・143.713円までの戻り高値形成を見てからショートを検討したいと考えています。細かなレンジを形成する場合は1時間足以下の値動きに注目です。また、先週のシナリオ「ドル円 来週のトレードシナリオ |2024年9月9日」でも紹介したシンメトリカルトライアングルの形成と期待値である137.681円に到達していないため、現状はやはり137.681円を目指して落ちてくるかと考えています。 |
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