「チャートが読める」を目標として無料テクニカル講座。
第一回のテーマは「ローソク足」です。
多くのFX初心者が読み方・見方を覚えた気になっています。
私もそう、色んな教材、それっぽいFX系の動画をみて覚えたつもりでした。
FX初心者の1年目は、ローソク足を深く勉強しました。
(まぁ、相当な努力があったんです。)
- ローソク足が読めないと他も使えない
- ローソク足で相場の状況が理解できない
- 億トレーダーの手法をパクっても勝てない
こんな失敗経験は誰でも経験するはず。
過去1年分の私の学習、ローソク足の知識を1つの記事でアウトプット。
今回は、本質的に使える「ローソク足の基本」を解説します。
ローソク足の基本は「価格」と「時間」
そもそも「ローソク足」とは何でしょうか?
トレーダーなら誰でも知っている基本を覚えましょう。
ローソク足は、「価格」と「時間」です。
価格が縦軸(Y軸)と時間が横軸(X軸)がチャートを作ります。
ローソク足は、価格と時間のカタマリです。
例えば、1時間足なら1時間で1本のローソク足が作られます。
1時間の相場を凝縮し、要約したのが1時間足。
太い長方形の部分を「実体」、細い線の部分を「髭」と言います。
四本値を区切ったのが、実体と髭です。
✓四本値とは
始値→期間内に付けた最初の価格
終値→期間内に付けた最後の価格
安値→期間内に付けた最も安い価格
高値→期間内に付けた最も高い価格
高値と安値を気にして取引する人は多いです。
とは言え、始値と終値も重要ですよ。
始値と終値は陽線と陰線の違いに関係します。
ローソク足「陽線」
前期間の終値より、始値が高いローソク足は陽線です。
多くの取引ツールでは、緑色で表示されます。
ようするに、前の時間から価格が上がると陽線。
チャートが右肩上がりの上昇トレンドだと、陽線の本数が多く、実体のサイズも大きくなりやすいです。
ローソク足「陰線」
前期間の終値より、始値が安いローソク足は陰線です。
多くの取引ツールでは、赤色で表示されます。
ようするに、前の時間から価格が下がると陰線。
チャートが右肩下がりの下降トレンドだと、陰線の本数が多く、実体のサイズも大きくなりやすいです。
ローソク足の読み方とは?実体と髭で捉える感覚。
ここから最も重要で他のメディアや教材にはないノウハウです。
「ローソク足の読み方」を解説します。
結論から言うと「ローソク足は感覚的に読み解きましょう」これが大事。
単に価格が上がったとか、このパターンを覚えて読み解くとかじゃないです。
ローソク足は1本だけでも相場の意味が込められています。
ローソク足が読めない為に、大半の人は何かしら決まった形に当てはめて考えようとする。
例えば、チャートパターンとかプライスアクション。
「この形ならこうなる」と型に当てはめて考える。
で、結局は上手くいかず「ダマシ」とか、「経済指標」を理由に逃げるんです。
ローソク足で「圧力」と「勢い」を読み解く
ローソク足は感覚的に読み解きましょう。
上手いトレーダーは、ローソク足から相場の心理を読むのが上手いです。
大衆心理が相場では大事。(よく聞きますよね)
「心理=感覚的」です。
ローソク足の読み方で重要なのは相場の心理を解く事。
しかし、心理とは感覚的で教えられる人は少ないと思います。
私が出した結論は、「ローソク足の実体と髭」を「相場の圧力と勢い」と捉える思考法です。
これが分かれば、ローソク足を読み解く事が出来ます。
どんな思考法でローソク足を読むのか?
具体的には、実体と髭を中心に捉えます。
- ローソク足の実体→陽線なら買い勢い・陰線なら売りの勢い
- ローソク足の髭→上髭は高値に強い圧力・下髭なら安値に強い圧力
こんな感じに考えます。
ローソク足の本数や前後のローソク足がどんな形か?も重要です。
例えば、1時間足なら、この1時間はどんな相場心理だったか。
1時間足を24本集めれば、1日の相場心理まで読み解けます。
ローソク足の意外と知られていない豆知識
ローソク足の読み方は難しいですか?
具体的なチャートで、実践解説するので安心して下さい。
ここで一旦、休憩がてら「ローソク足の豆知識」をお届けします。
「コーヒーとか、喫煙者の人はタバコとかで一服しながら読んで下さい。」
実は、ローソク足はFX業者によって違うって知ってましたか?
スプレッドとか、提携しているカバー銀行によってチャートが違うんです。
ちなみに、私のサイトで相場分析とか、解説記事は今後「FBS(エフビーエス)」のチャートで解説します。
「某有名トレーダーと同じ指値なのに、私だけ注文通らなかった」とかの原因はコレですね。
FBSのスタンダード口座を作っておくと解説が分かりやすいです。
(リンク貼っときますね→「最大3000倍レバのFBS(エフビーエス)」)
入金、実際の取引で使うとかどっちでも自由に。
同じチャートで解説を聞いて、同じ思考法を覚えて欲しいです。
【実践解説】ドル円チャートでローソク足を読む
知識として覚えても、トレードでは役立ちませんよね。
実際にドル円チャートで解説します。
(動画解説を見ると、より分かりやすいのでオススメ。)
①~③の番号があります。
これはローソク足によって、相場の状況変化が分かる場所です。
それぞれの分析をまとめるので、「ローソク足を読むとは、どんなものか?」の参考にしてくださいね。
①レンジ相場と上下限
陰線と陽線が交互に並んでいる。
上がったら下がる・下がったら上がるレンジの状態だと分かります。
また、実体部分で高値が概ねキリ揃っており、同じ領域で売られてる「高値になるレジスタンス領域」が分析可能。
同様に安値も推移。
ただし、上髭と下髭が徐々に幅を小さくしており、三角持ち合いの形が見える。
上下どちらか抜ければ、大きく動くだろう。
②大幅下落からの反発の予兆
レンジ相場を経て、大きく下落。
陰線のサイズから、下落の初動は相当な勢いが分かる。
途中で、下髭を付け買い支えられるも、売りの方が強くさらに下落。
ただし、徐々に陰線の実体は小さくなっている事から、反発の機会が伺える。
③大きく反発。買いと売りの強弱関係に変化
長い下髭で、直下に強い買い支えのポイントがあると分析可能。
大陽線で急騰後、継続的に上昇をする。
しかし、直前の下落と急騰ではローソク足の本数の差がある。
相対的に見て、直前の下落圧力の方が強い。
その為、下落前の水準では少なくとも一旦は売られる可能性が高い。
【まとめ】ローソク足のパターンは覚えるべき?
私は、色んなチャートパターンを覚えました。
とは言え、最近は「ローソク足を理解できれば、ぶっちゃけ不要だったかな?」
と思っています。
もちろん、チャートパターンとか、プライスアクションで「型」があると予想は分かりやすいです。
(私のTwitterプロフィールがヒント)
重要なのは、ローソク足を覚えてからパターン認識の勉強をする事。
順番が大事ですね。
ダマシとか、指標による突発的な動きも、割とローソク足から予測も出来ますから。
初めからローソク足が読める人はそういません。
今回の学びを元に、実際にチャートで「ローソク足を分析して練習」を継続です。
質問等はコメントなりで、ある程度はお答えしますよー。
マンツーマンの指導とかは、私の時間が割かれるのでお金下さい(笑)
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