FXで頭がおかしくなる?ストレス管理と成功の秘訣

fx-crazy-title トレーダー向け

FXは頭がおかしくなるとか、FXで勝てなくて頭がおかしくなるといった悩みを抱えている方へ向けて本記事は改善策をご紹介します。

実はFXで起こりうるストレスの大半は、多くのトレーダーが経験するものです。

私自身も勝てない時期や、一旦は軌道にのっても不調の時期を迎えたりと多くのストレスをFXを通じて経験していきました。

具体的な改善策や、ストレスへの対処法と訓練をまとめたので、今トレーダーとしての躓きを感じている人は参考にしてみましょう。

FXの取引で抱えるストレス

ここでは、FXで頭がおかしくなるほどのストレスとは、具体的に何があるのか?それぞれ解決策と一緒にご紹介します。

FXで上手くいかず、頭を抱えている方でも大丈夫です。

多くのトレーダーが成長過程で同じ問題に直面し、自分なりの解決策を見出しています。

本当にFXが原因のストレスか?

まず大前提として「本当にFXがストレスか?」を考えましょう。

FXの取引に関わることでストレスを感じていない場合は、そのまま取引を続けてもストレスは解消できません。

なぜなら、FXの取引やメンタルに関する部分で原因がない以上は、相場と向き合っても解決策がないからです。

例えば、以下のようなストレスを感じている場合は、本質的にFXが原因ではありません。

  • 〇〇のせいで取引に負けた!
  • 〇〇が言っていた通りにならなかった!
  • 私は頑張っているのにFXで勝てない
  • 取引に集中していたのに話しかけられて負けた

これらは、私も同じストレスを感じていた時期があります。しかし、FXが原因ではなく以下のように結論を得ました。

  • 自身が取引を適当に行っていたこと
  • 戦略を考えたロジカルな取引でなかったこと
  • 根本的に取引に集中できる環境を整えていなかったこと

今一度、自分の行動を振り返って、FXで抱えている感じたストレスは、真っ当に取引を行って発生しているものなのか考えてみましょう。

口座残高が損失で減るストレス

FXでは、負ければ口座残高が減ります。

金融取引においては当たり前ですが、これまで収入を得るために、アルバイトや会社員としての稼ぎ方しか知らなければ、耐えがたいストレスとなるでしょう。

もとより、人には利益より損失が受け入れがたい精神が根づいています。

  • 想定していたシナリオと相場の展開が違って含み損が大きく拡大する
  • 「戻るかも」「まぁ負けたら負けワンチャン稼げるかも」と含み損に耐える
  • 強制ロスカット水準を向かて耐えがたいストレスを感じる

このような流れで負け続けている方は多いでしょう。

私自身も同じように強制ロスカットを繰り返している時期がありましたし、実は人間である以上、どうしても駆け出しの段階で直面する問題と言えます。

いわゆる「プロスペクト理論」によって、損失を受け入れるのは人には難しいからです。

プロスペクト理論は、経済心理学の分野で提唱された理論で、ダニエル・カーネマンとアモス・トヴェルスキー)によって開発されました。人は、利益よりも損失を受け入れがたく、損大利小の方向に自然と行動してしまうといった損失回避などに関するもの。

このプロスペクト理論に対して、トレーダーとして対策することが重要です。

まずは、損失を受け入れることを以下の方法で訓練してみましょう。

損切りを受け入れる訓練
  1. 小ロットで1分足を使って自分のトレード手法を実施して何度も損切を経験する
  2. 資金的に損切りの意味がない場合は戦略的に含み損の許容を計算して取引を厳選する
  3. 検証ソフトで自分のトレード手法の有効性を確認して損切りのパターンを研究する

上記の何れも行いましたが、②と③は特に私には効果がありました。

①は、あわよくば取引で利益も得たいと考えている方にはおすすめの訓練方法です。

相場の先が予想できないストレス

相場の先が予想できないことでストレスを感じる方も多いでしょう。

FXに関わらず、大前提として、あくまで相場はランダムという事実をしっかり飲み込む必要があります。

例えば、以下のようなストレスは正直いって、勝ち残っているトレーダーでも同じストレスを感じているものです。

  • 相場が上がりそうだからロングしたけど急落した
  • 下がってきたからロングからショートにドテンしたけど結局爆上げ

このような現象は、はっきりいってFXを続ける限りは付き合っていくものです。

もちろん、1時間足を軸に取引しているのに、5分足の値動きを気にし過ぎているなど、過剰に目の前の値動きに一喜一憂している場合もあります。

まずは、自分がどういった取引戦略を立てて、どういった取引をしているかを理解した上で、相場の展開が予想外なら仕方ない→損切りとった一連の取引の流れを掴みましょう。

ストレスを抱えた状態でFXをしない

ストレスを抱えた状態、あるいはFXでストレスを感じている状態でも無理に取引を続けるべきでしょうか?

答えは、どちらでもありません。

先に紹介した通りに、FXで感じているストレスは訓練で改善できるもの、そして根本的にFXで関係のないストレスである場合があります。

以下のパターンに合わせて取引を続けるべきか、適切なアプローチを検討しましょう。

  • 他のストレスが原因でFXの取引に影響が出ている場合:FXを一旦止めて環境を整える
  • FXの取引で損失への恐怖や取引によってストレスを感じている場合:FXを続けて訓練する

例えば、家族関係が上手くいっていない・自分の収入に不安があるといった原因でストレスを感じている場合は、FX以外に原因があるため一旦は取引をやめるべきです。

ストレスを感じている状態で、取引経験が少ない方(勝ち越せていない方)で取引を行うと、冷静に取引の判断ができません。

取引が原因のストレスに関しては、後述する訓練を行うことで、取引を続けると良いでしょう。

FXで成功するためのストレス管理・訓練

ここでは、FXで成功するためのストレス管理・訓練について具体的な例を解説します。

いずれも、著名な投資家やトレーダーが実践していた訓練や、私自身が実践して効果を得たストレス管理方法なので、FXで頭がおかしくなるストレスを感じている方は参考にしてみてください。

取引の規模は少しずつ増やす

FXで成功するためのストレス管理・訓練の1つ目は「取引の規模は少しずつ増やす」ということです。

損切りへの耐性の獲得と、戦略通りの利食いを徹底するために、ロット数は徐々に上げていく訓練方法は有効だと思います。

取引の規模を徐々に大きくすることで、ロジカルに損切りができる金銭感覚を段階的に引き上げていくことが狙いです。

例えば、1円の損切りなら誰でもストレスなく「戦略通りの損切りだから」と簡単に損切りができます。

しかし、次に100万円の損切りで考えると「大半の人は少し含み損が減ったら、もしかしたら含み益になるかも・・・」と損切りを先延ばしにするでしょう。

自分が損切りを冷静に行えるポジション損益の変動幅を広げる意味で、取引の規模は少しずつ増やすのは有効です。

デモ口座・検証ツールでトレードの練習をする

FXで成功するストレス管理・訓練の2つ目は「デモ口座・検証ツールでトレードの練習をする」です。

デモ口座に対しては、リアル口座と違い、自己資金ではないのでトレードの精神面のトレーニングにならないといった意見があります。

たしかに、利益が乗ったときは伸ばす、適切に損切りを行う訓練としては効果が薄いです。

資金とメンタルに関する訓練は、先に紹介した通り「取引の規模は少しずつ増やす」で解説した通りに、小規模な自己資金の取引で訓練しましょう。

デモ口座・検証ツールを使うのは、自分のトレード手法あるいはトレード戦略が、実際に相場で有効なのかを確認・体感するためです。

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実際の取引でストレスを感じる原因として、リアル相場で取引するうちに自身の戦略に自信を失い、変な取引をして負けてしまうことが挙げられます。

例えば、10回連敗していて11回目以降の取引からは、期待値通りに口座残高が増えたかも知れませんね。

ストレスフリーのデモ口座で、自分のトレード手法・トレード戦略通りのロジカルな取引を行うと、意外と上手く行くはずです。

まずは、「ルール通りにやれば、最終的には上手く勝てるんだ」とか「このぐらいの負けが考えられるんだ」といった経験を積んでください。

後は、自己資金の取引で同じことをリアル相場で訓練して、徐々に慣らしていくことが大切です。

FX以外の収入を安定させる

FXで成功するストレス管理・訓練の3つ目は「FX以外の収入を安定させる」です。

FXは、お金の不安を抱えて取引をすると、中々上手く行きません。目の前で、損失・利益が動き、何度も取引を重ねて、口座残高を継続的に増やしていく必要があるのがFXになります。

金銭面で不安があるのに、目の前で損得が動けば、どうしても一喜一憂してしまい適切な判断で取引するのは極めて難しいでしょう。

もし、日々の生活で不安を感じるほど金銭面に不安があってFXしているなら、個人的にはおすすめしません。

安定した生活を送る目的程度の金額なら、FXよりも手堅いお金の稼ぎ方は山ほどあります。FXは、他の手段では稼げないレベルの金額を稼ぐために用いるべきです。

体を鍛えて健康を管理する

FXで成功するストレス管理・訓練の4つ目は「体を鍛えて健康を管理する」です。

体を鍛えて、バランスの取れた食事と十分な睡眠をとることは、トレーダーとして成功する上で必須の項目だと私は考えています。

不健康な生活や身体は、ストレスに対する耐性を大幅に下げることは事実です。

FXで頭がおかしくなる最終到達点を挙げるなら「うつ病」でしょうか。

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適切な運動習慣と睡眠がうつ病の発症リスクを軽減することは、米国でも多くの学会で研究が発表されています。

個人的には、筋トレを行い、ある程度のバランスを意識した食事と1日7時間以上の睡眠が今のトレーダーとしてのライフスタイルには欠かせません。

高まります。科学的な研究では、適度な運動がうつ病や不安症状の緩和に寄与することが示されています。

人間関係を改善・制限する

FXで成功するストレス管理・訓練の5つ目は「人間関係を改善・制限する」です。

例えば、家族間で問題がある、恋人と不仲である、友達と遊びすぎてしまうとか、自身が相場と向き合うために人間関係を改善・制限することも必要でしょう。

もちろん、相場と向き合うために支えてくれる人間関係であれば、大切にすべきです。

しかしながら、取引の時間を犠牲にしなければならない、その人間関係に起因するトラブルが起きるといった状況では相場と向き合い、口座残高を増やし続けることは難しいでしょう。

今、人間関係で問題を抱えている人は、まず一歩目としてトレード環境を整えるために、人間関係を改善する・制限することが有効です。

重要なのは、自ら変えられるのは自分のことだけ、他人の思考を変えることはできません。改善できない人間関係は制限して、同じ志を持てる仲間や応援してくれる人を大切にしましょう。

FXで頭がおかしくなってた私が実践したこと

ここでは、FXに関わるストレスで頭がおかしくなった方・なりそうな方へ、私自身が実践して効果的なっだ改善方法をそれぞれ深堀りしていきます。

トレードに必要なメンタルを訓練して、取引に対する心構えと考え方を変えることで、トレードに対するストレス耐性を私は獲得できました。

健康的な食事とトレーニング

健康的な食事とトレーニングは、私のトレードに対するメンタルと成績を安定させるために、今や欠かせない要素です。

特に筋トレは、根拠なく言っているのではなく、FXで起こりうるストレスの対策として以下の効果が期待できます。

最もシンプルで正しく実践すれば、多くの人が効果を実感できるはずです。

筋トレによるストレス低減効果

筋トレは、体内のエンドルフィンという物質を放出させる助けになります。エンドルフィンは、ストレスを軽減し、気分を改善する効果があります。これにより、メンタルの安定感が高まります。科学的な研究では、適度な運動がうつ病や不安症状の緩和に寄与することが示されています。

筋トレによって考える力が向上する

科学的な研究によれば、適度な筋力トレーニングは、認知機能を向上させるのに役立つことが示されています。特に、記憶力、注意力、問題解決能力などが向上する可能性があります。このような認知機能の向上は、ストレスに対する対処能力やメンタルの強さに影響を与えるでしょう。

ストレスに関わるホルモンの調整

筋力トレーニングは、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を調整する助けになります。過剰なストレスホルモンの分泌は、不安やうつ病などの精神的な問題を引き起こす可能性があります。筋トレによって、ストレスホルモンのバランスが保たれ、メンタルヘルスが向上します。

日々の取引判断が問われ、短期トレードに対するストレス耐性をトレーダーは獲得しなければなりません。近年の海外のトレーダーは、みな体を鍛えている印象です。

基本的には少額資金で取引する

基本的には、私は数万円の少額資金から取引をスタートすることがほとんどです。

おおむね、今の本職で1日あれば稼げる金額をトレード資金として、半月分の稼ぎに相当する金額が稼げれば、とりあえず出金するといったサイクルで取引をしています。

数字で考えると、1日分の所得が最大リスク(ゼロカット)で、最大リワード(おおむね勝った月の期待値)は15日分となるので、かなり精神面は楽です。

より多くの金額を稼げそうな相場なら、元本を抜くなり、資金を分けてハイレバで攻めるといった方法もあります。

取引毎にやたらストレスを感じて、取引判断に支障が出ている人は、少額資金の取引がおすすめです。

必要最低限のテクニカル分析とシンプルな取引

必要最低限のテクニカル分析とシンプルなトレード戦略による取引は、私が不調の時期を改善することができた手段です。

私のブログを初期の記事から読んでいる人や、知人の方には私がローソク足の一本一本を詳しく分析するテクニカル分析が主な考え方だったことをご存じの方も多いでしょう。

しかし、現在はローソク足はみるものの、詳しく分析することはありません。

今やっているテクニカル分析は、大まかにいうと以下の通りです。

  • 週の初めに週足チャートから全体の流れを簡単にみる
  • 基本的には1時間足を主体に5分足を場面によってはみる
  • インジケーター(使うようになった)はZigZagの200EMA

そして、実際のトレード戦略自体は、トレンドと200EMAを使った方向感なども材料にしつつ、基本はZigZagでも形成が確認できるチャートパターンに従った取引を行っています。

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ようするにチャートパターンのセオリー通りの期待値を利食い水準に、否定を損切りに立ち回っています。

あとは、知識と経験則、このトレード手法を繰り返す中で、負けパターンを学習した研究結果から細かな判断を行うといったものです。

過去の自分のトレードスタイルから振り返ると、現在の立ち回り方は最も洗礼されており、シンプルで分かりやすいものとなりました。

ボーナスを使って大きく儲けるなど考えない

海外FX業者が実施している口座開設ボーナスや入金ボーナスは、資金力のないトレード初心者にとっては強い味方です。

しかし、ここで言いたいのは「ボーナスで資金が増えたから、雑なハイレバレッジ取引をしても良い言い訳になってませんか?」ということになります。

資金力は、FXで稼ぐために重要な要素であるものの、ボーナスは自己資金ではないため、雑に扱ってしまいがちです。

私自身、最初こそボーナスを求めて、怪しい海外FX業者を利用しました。とは言え、ボーナスを得たからと言って取引が上手くなければ、結局は稼げません。

取引に対してしっかり向き合って、継続して自らの取引で稼ぐことが重要になります。

ボーナスを使って雑な取引をしている方は、一旦はトレード環境を重視した口座を選んで取引してみてはどうでしょうか?

私が、メインで愛用しているのは、低スプレッドで口座残高によるレバレッジ制限のないTitanFXのブレード口座です。

私が、メインで愛用しているのは、低スプレッドで口座残高によるレバレッジ制限のないTitanFXのブレード口座です。

FXで頭がおかしくる まとめ

本記事は「FXで頭がおかしくなる?ストレス管理と成功の秘訣」のテーマでお届けしました。

FXでは、一般的な日常生活では感じられないストレスによって、頭がおかしくなるほどのダメージを負う可能性があります。

しかし、トレードに関わる部分であれば、いくつかの訓練方法によって改善が可能です。

多くのトレーダーは、同じストレスを感じ、それぞれに改善をしてきたからこそ、稼ぎ続けられるのだと考えています。

もちろん、根本的にストレスの原因がトレードに起因しなければ、まずは自らの環境を整えることも重要です。

この記事を書いた人

FX・仮想通貨に関する専門とするWebライターです。海外FX歴6年の現役トレーダーでもあります。自身のアウトプットも兼ねて当サイト「TRADERS CAVE」を運営中。相場相場分析や、海外FX業者の紹介など大手メディア・証券会社のオウンドメディア多く寄稿しています。

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