【最新データ】プロップファームの合格率はどのくらい?難易度と合格のコツを徹底解説

プロップファーム

疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

実際のプロップファームの合格率は低めですが、正しい準備と心構えがあれば決して不可能な数字ではありません。

本記事では、現役プロップトレーダーの筆者の体験談を交えながら、プロップファームの合格率の実態、難易度の理由、合格するための具体的なコツまで深堀りしていきます。

プロップファームの合格率はどのくらい?

結論からお伝えすると、プロップファームの合格率は平均5%〜15%程度とされています。これは思った以上に低いと感じる方も多いでしょう。

実際のところ、プロップファームの合格条件は「初期残高から10%以下の範囲」で利益率が設定されているため、人によっては1回の取引で達成できる範囲です。

しかし、プロップファームは「短期的な大勝ち」ではなく「安定して資金を守りつつ利益を積み上げる力」を重視します。

私自身も挑戦してみた際、最も難しかったのは利益目標の達成よりも、1日の損失制限や取引方法の制限に合わせた戦略を取ることの方が難しかったです。

難易度の理由と失格条件

単に目標を達成することではなく、目標までの道のり(取引戦略)も重視されることがプロップファームの合格率が低い大きな要因になります。

例えば、1日の損失が許容額を超えると即失格、総ドローダウンの上限を超えても即失格という条件が多くのファームに共通しています。

また、経済指標発表の直前・直後の取引禁止やロットサイズやポジション保有期間といった制限がプロップファーム各社によって設けられています。

合格するためのコツと準備

私自身の経験から言えるのは、合格するためには「利益を狙う」より「損失を抑える」ことを優先する姿勢が不可欠だということです。

とは言え、損失を抑えること自体は基本的なリスク管理ができているトレーダーなら、取引サイズの調整範囲を合わせるだけで、さほど難しい問題にならないでしょう。

プロップファームの合格率を上げる方法

プロップファームで合格を目指すためには、単にトレード技術を高めるだけでは不十分です。

最も重要なのは、評価条件に合わせたリスク管理と手法の最適化、そして資金戦略の柔軟性を持つことです。

ここでは、合格率を上げるために実践的で具体的な3つの方法を解説します。

勝率を基準に連敗数を予想し、ドローダウンを超えないようにする

まずは、自身の取引手法の勝率を過去検証やトレード履歴から計算し、その勝率で考えられる連敗時の損失が、プロップファームの定めるドローダウンを超えないようにロット数を調整します。

例えば、勝率50%なら5連敗してもドローダウンの基準を上回らない範囲で、1回の取引当たりの損失額を決定します。その損失額の範囲でロット数を計算しましょう。

重要なのは、最大連敗シナリオを想定し、そのリスクに耐えられるロットサイズと損切り幅を事前に決めておくことです。

ポジションの持ち越しは避け、デイトレード・スキャルピングに特化する

プロップファームの多くは、ポジションの持ち越しに厳しい制限を設けています。

例えば、1日当たりのドローダウンは含み損益を含めた有効証拠金を基準に計算したり、経済指標の発表前後はポジションの決済ができないといったルールが一般的です。

そのため、デイトレードやスキャルピングがプロップファームにおける基本戦略となります。

個人的にはスイングトレードができないルールは問題でした。1回あたりの取引で大きな値幅を狙った取引の方が自分は得意だったので、手数を打ち、勝率で勝ち取るといった戦略を新たに見直しました。

複数口座を用意して試行回数を増やす戦略

プロップファームの評価プログラムは、そもそも優れたトレーダーを選別することを目的に設計されています。

そのため、一発で合格することは非常に難しく、何度も挑戦する中で少しずつ戦略をブラッシュアップし、最終的に合格を勝ち取るケースがほとんどです。

これを前提に考えると、最初から複数口座を用意して試行回数を増やしておくことは大きな強みになります。

また、同時並行で複数口座を運用することで、実質的に大きな資金を分散管理でき、リスクヘッジ効果も期待できます。

まとめ:合格率を知り、ルールを守れば誰でも挑戦できる

プロップファームの合格率は低く設定されていますが、だからこそ挑戦する価値があります。

重要なのは「どれだけ大きな利益を取るか」ではなく、「どれだけ安定して資金を守れるか」です。

評価プランにおけるルールを徹底的に守り、シンプルな戦略を愚直に実行する姿勢が合格への鍵を握ります。

自己資金をリスクに晒さずにプロの資金で戦えるチャンスは、特に中級以上のトレーダーにとって大きなステップアップになります。

この記事を書いた人

兼業プロップトレーダー、FX・CFD・プロップファームを専門とするウェブライターとして活動中。自身のアウトプットも兼ねて当サイト「TRADERS CAVE」を運営中。相場分析や、海外FX業者の紹介など大手メディア・証券会社のオウンドメディアへ数多く寄稿しています。お仕事のご相談はX旧TwitterでDMをお願いします。

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